自由に借りられる1200冊の「悠愉文庫」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちに本を渡し続けます。

 

 読書は子ども達の感性をゆたかに育み、想像力を培い、考える力を鍛えてくれます。それは混迷する世界の中で、人や自然とつながりながら生き抜く力を養う源泉の一つであろうと思います。3.11の大震災と福島原発事故は私達に、社会の在り方や一人ひとりの生き方も根底から問い直す必要があることを教えてくれました。

 

 戦争、難民、格差、貧困、差別、環境問題など世界に目を向けると待ったなしの課題が目白押しです。日本でも明らかに戦前に向かっているなと思えるような危険な兆候が拡がっています。

 

 こういう不安定な時代だからこそ、優れた文学作品を読むことで、時代の波に翻弄されることのない判断力や想像力、つながる力を子ども達につけてもらいたいと願っています。

 

 中学受験、ゲーム、テレビと子ども達は忙しく、なかなか本を手に取ってくれません。しかし逆に「今こそ読書を」という意を新たにして、お薦めの本の紹介やビブリオバトルを通じて、悠愉文庫1200冊の本を生徒達に渡し続けるつもりです。(文責•海沼)

 

 

 

         詩人•茨木のり子さんの言葉(ちくま文庫「言の葉」より)

 

             品格とは 長く歳月をかけて自分を鍛え、

             磨き抜いてきた底光りするような存在感

 

 

 

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